第6章の~その1~ 予約がうまるということ
価値を見直す時期?
よく「3カ月先まで予約がうまる店にしよう」といいます。それが繁盛店の証であるように誰もがいいます。今回はそれが本当はどういうことを示すのか、もう一歩踏み込んで考えたいと思います。ものすごく売れるもの、ヒットするものはその商品の価格帯から考えるとけして高価なものではありません。どちらかといえばお求めやすい価格だからこそ、売れるといってもいいかもしれません。エステサロン的に言い換えれば、その価格がお客様の思っている金額よりも安いから売れるということになります。ということは本来の価値に対して価格が安いということになります。毎日何人でも対応できるなら、たくさんの人を施術すればよいのですが、商品ではないのでどんどん予約を取るということができません。1日の限界があり、それを超えているからこそ予約が先までいっぱいになってしまうのです。果たしてこの状態は喜ばしいのでしょうか。もちろん誰も来ないサロンより、繁盛しているサロンの方がいいに決まっています。ただ予約がある程度いっぱいになったら、今度は新たな展開を考える時期なのだと認識してください。