第5章の~その1~ お店を守る
無理なことを言うお客様たちに
「これも割引にならないの」というお客様がいらっしゃいます。どうしたらよいでしょうか?
一人OKしたら、その後もOKすることになります。個人のサロンでこれを許すと、後々自分の首をしめることになりかねません。こういう失礼なお客様には毅然な態度で丁重にお断りしましょう。
いつも閉店間際にいらっしゃるお客様がいます。
ほかのお客様にも迷惑がかかるのでやめてほしいのですが。
時間はビジネスにおいて守るべき基本事項です。1度ならともかく、常習犯のようなら、そのお客様の予約はお断りすることも考えた方がいいかもしれません。店の閉店時間について再度告知をして、ほかのお客様との兼ね合いもあることなので、よくお話ししてみてください。
サロンの定休日に開けてほしいというお客様がいらっしゃいます。
定休日は定休日です。従業員の健康や生活にもかかわってきてしまうことですので、丁重にお断りしましょう。
ほかの店ではこんなメニューがあった。あなたのところでもやってほしいんだけど…。
まったく店に存在しないようなメニューははっきりと「当店ではできない」ということをお伝えしましょう。こういったお客様は一度無理な要望を聞き入れてしまうと、何度も言う可能性があります。いつもわがままを聞いてしまうとほかのお客様にも示しがつきませんので、極力受けないようにしましょう。
無理を言うお客様には時には毅然とした態度で応対しましょう。それが店を守り、スタッフを守り、ほかのお客様を守ることになるのですから。