第1章の~その6~ 経費の問題
家賃の交渉と支払い開始時期
賃料を交渉する
サロンの場所を駅前や駅の近くではなく、駅から離れた場所にしたとします。すると、落ち着いて営業できるだけでなく、経費の上でもメリットがでます。まず、その物件が以前から空家となっていたのか、もしくは入っていた店が閉店するから空家となるのか必ず確認してください。もしも以前から空いていた物件なら、交渉の余地があります。これまで人気がなかったために長く空家状態だった可能性があるため、賃料の交渉が可能です。オーナーも空家にしておくよりは貸してしまいたいでしょうから交渉に応じてくれるはずです。広さなどにもよりますが、数万円~数十万円もの値引きが可能かもしれません。
工事中は契約外に!?
それと十分注意してほしいのが契約の時期です。いつから契約するのか、これは重要です。よく知らないと、店内の改装時期から賃料が発生するものとして契約時期に入れてしまう人がいます。でも店の改装次第では1カ月どころか半年以上かかる場合もありますので、その間の賃料が発生する=営業していませんので大赤字です。これは大きな負担となります。できるだけ、工事中の期間は契約時期に入れないように交渉すべきです。特に最近では「店の開業日」から家賃が発生するものとしているところが多いので、知らないで契約してしまうと損をすることになってしまいます。
それと見逃すと大きな出費となってしまいやすいのがエアコンです。この管理費用についてもよく確認をとっておきましょう。エアコンは業務用の場合、大きなものになると数百万することがあります。修理したり買い替えをするのは誰なのかということを最初にはっきりさせておきましょう。契約してしまってから「知らなかった」といっても遅いのです。契約後は何を言っても交渉できませんので、契約を交わす前に必ず最初に確認しておきましょう。