第7章の~その2~ スタッフの選び方② ~派遣社員~

派遣のデメリット
一般企業の場合、人を雇い入れる際に「派遣社員」という選択肢があります。エステサロンにおいてもエステティシャンの派遣社員は存在します。ただし、この業界においては一般企業ではメリットなことがデメリットであることも事実です。要員が足りない時に穴埋めできる、すぐに即戦力となるといったイメージがありますが、実際サロンでは、手技・手法が異なるので、習得するまでには派遣・非派遣に関わらず同じくらいの時間がかかります。また正社員や直接雇用ではないために、スタッフの病欠時などに代わりを頼むのが難しいのが派遣社員です。基本的には契約した時間どおりにしか働きませんので、いざという時に頼りにすることはできません。短期間しかいなければお客様はつきにくくなりますし、お客様の方も不安に思われるかもしれません。ちなみに派遣社員と契約すると、本人への時給とともに派遣会社へのマージンも発生するためけして安くはありません。
ただし、辞める辞めないといった雇用についての問題は派遣会社と派遣社員間の問題ですので、面倒なやりとりにサロン側が直接対応することはあまりありません。派遣会社の方が契約してもらっている立場上、店側の方が強気に立ちやすいかもしれません。